【Packet Tracer】ルータ、L2スイッチ初期設定

今回は、Packet Tracerをインストールして、ルータとL2スイッチがPing疎通できるまで
行う設定はホスト名とVLANとIPアドレス

 

 

 

 

インストール

インストールはリンクを参照しながらやりました
https://qiita.com/suzuyui/items/76764d7fc4b4183a7d45

 

完成形

完成形は画像の通り

f:id:haru0003:20201123195803p:plain

使用オブジェクト
下のほうからオブジェクトを選択して配置することができる

  • 2901(ルータ)
    Network DevicesのRoutersから選択
  • 2960(L2スイッチ)
    Network DevicesのSwitchesから選択
  • Copper Straight-Through(ケーブル)
    ConnectionsのConnectionsから選択
    ケーブルの種類は以下参考
    https://hetare-nw.net/archives/76

 

設定値

  • ホスト名
    ルータ:R1
    L2スイッチ:L2-01
  • VLAN
    VLAN100(192.168.0.0/24)で作成
  • IPアドレス
    ルータ:192.168.0.5
    L2スイッチ:192.168.0.11

 

権限モード

スイッチにはいくつかのモードがある
CLIでは#などで現在のモードがわかりやすいようになっている

  • ユーザモード
    一部の情報が見れる
    CLI表示
    R1>
  • 特権モード
    すべての情報がみれる
    CLI表示
    R1#
  • グローバルコンフィギュレーションモード
    機器全体の設定ができる
    CLI表示
    R1(config)#
  • その他
    インターフェースやVLANを設定するモードがある
    CLI表示(インターフェースモード)
    R1(config-if)#

それぞれの関係性については以下を参考にするとわかりやすい
https://www.edifist.co.jp/lecture/network/images/pdf/Cisco_IOS.pdf

 

初めに

基本的に機器の設定はCLIで行う
CLI画面はオブジェクトをクリックするとCLIのタブがあるので、そこから設定可能

ルータを初期起動した場合、下のような確認が来るがnoでよい
Would you like to enter the initial configuration dialog? [yes/no]:

Cisco機器はコマンドを省略して打つことができる
あとコマンドを打っている途中でtabを押すと自動補完もしてくれる

 

ホスト名の設定(設定対象:ルータ、L2スイッチ)

コマンドはhostname 設定したいホスト名
設定後はRouterからR1と変化している

Router>
Router>en
Router#conf t
Router(config)#hostname R1
R1(config)#

 

VLANの設定(設定対象:L2スイッチ)

VLANには3つの設定がある

  • VLANの作成
    コマンドはvlan 設定したいVLANID
    設定後はVLANの設定モードに入る
    L2-01(config)#vlan 100
    L2-01(config-vlan)#
    
  • SVI(Interface VLAN)の作成
    コマンドはinterface vlan 設定したVLANID
    設定後はVLAN同様にSVIの設定モードに入る
    VLANとSVIの違いは簡単に言うと、VLANにはIPアドレスの設定ができないため、SVIで設定できるようにしている
    L2-01(config)#interface vlan 100
    L2-01(config-if)#
    
  • ポート設定
    通信を行うインターフェースに作成したVLANで通信が行えるように設定をする
    コマンドはswitchport モード 作成したVLANID
    L2-01(config)#interface gigabitEthernet 0/1
    L2-01(config-if)#switchport access vlan 100

ちなみにルータに設定しないのは、基本的にルータは異なるネットワーク間を中継する機器のため、細かくネットワークを区切るためのVLANを使用する意味があまりない

 

IPアドレスの設定(設定対象:ルータ、L2スイッチ)

  • ルータの場合
    ルータはインターフェースに直接IPアドレスを設定する
    コマンドはip address 設定したいIP サブネットマスク
    R1(config)#interface gigabitEthernet 0/0
    R1(config-if)#ip address 192.168.0.5 255.255.255.0
  • L2スイッチの場合
    L2スイッチは作成したSVIに設定する
    コマンドはルータ同様にip address 設定したいIP サブネットマスク
    L2-01(config)#interface vlan 100
    L2-01(config-if)#ip address 192.168.0.11 255.255.255.0

 

機器接続

今はインターフェースが通信できない状態(shutdown状態)なので、インターフェースで通信できるように設定する コマンドはno shutdown

L2-01(config)#interface GigabitEthernet0/1
L2-01(config-if)#no shutdown

ルータとL2スイッチをCopper Straight-Throughで接続すれば完了
接続する際には設定したインターフェースを選択すること

 

最後に

ルータからL2スイッチにPingを打って疎通確認できれば完了

R1#ping 192.168.0.11

Type escape sequence to abort.
Sending 5, 100-byte ICMP Echos to 192.168.0.11, timeout is 2 seconds:
!!!!!
Success rate is 100 percent (5/5), round-trip min/avg/max = 0/0/1 ms