【Packet Tracer】ルータ、L2スイッチ初期設定
インストール
インストールはリンクを参照しながらやりました
https://qiita.com/suzuyui/items/76764d7fc4b4183a7d45
完成形
完成形は画像の通り
使用オブジェクト
下のほうからオブジェクトを選択して配置することができる
- 2901(ルータ)
Network DevicesのRoutersから選択 - 2960(L2スイッチ)
Network DevicesのSwitchesから選択 - Copper Straight-Through(ケーブル)
ConnectionsのConnectionsから選択
ケーブルの種類は以下参考
https://hetare-nw.net/archives/76
設定値
- ホスト名
ルータ:R1
L2スイッチ:L2-01 - VLAN
VLAN100(192.168.0.0/24)で作成 - IPアドレス
ルータ:192.168.0.5
L2スイッチ:192.168.0.11
権限モード
スイッチにはいくつかのモードがある
CLIでは#などで現在のモードがわかりやすいようになっている
- ユーザモード
一部の情報が見れる
CLI表示
R1>
- 特権モード
すべての情報がみれる
CLI表示
R1#
- グローバルコンフィギュレーションモード
機器全体の設定ができる
CLI表示
R1(config)#
- その他
インターフェースやVLANを設定するモードがある
CLI表示(インターフェースモード)
R1(config-if)#
それぞれの関係性については以下を参考にするとわかりやすい
https://www.edifist.co.jp/lecture/network/images/pdf/Cisco_IOS.pdf
初めに
基本的に機器の設定はCLIで行う
CLI画面はオブジェクトをクリックするとCLIのタブがあるので、そこから設定可能
ルータを初期起動した場合、下のような確認が来るがnoでよい
Would you like to enter the initial configuration dialog? [yes/no]:
Cisco機器はコマンドを省略して打つことができる
あとコマンドを打っている途中でtabを押すと自動補完もしてくれる
ホスト名の設定(設定対象:ルータ、L2スイッチ)
コマンドはhostname 設定したいホスト名
設定後はRouterからR1と変化している
Router>
Router>en
Router#conf t
Router(config)#hostname R1
R1(config)#
VLANの設定(設定対象:L2スイッチ)
VLANには3つの設定がある
- VLANの作成
コマンドはvlan 設定したいVLANID
設定後はVLANの設定モードに入る
L2-01(config)#vlan 100 L2-01(config-vlan)#
- SVI(Interface VLAN)の作成
コマンドはinterface vlan 設定したVLANID
設定後はVLAN同様にSVIの設定モードに入る
VLANとSVIの違いは簡単に言うと、VLANにはIPアドレスの設定ができないため、SVIで設定できるようにしている
L2-01(config)#interface vlan 100 L2-01(config-if)#
- ポート設定
通信を行うインターフェースに作成したVLANで通信が行えるように設定をする
コマンドはswitchport モード 作成したVLANID
L2-01(config)#interface gigabitEthernet 0/1 L2-01(config-if)#switchport access vlan 100
ちなみにルータに設定しないのは、基本的にルータは異なるネットワーク間を中継する機器のため、細かくネットワークを区切るためのVLANを使用する意味があまりない
IPアドレスの設定(設定対象:ルータ、L2スイッチ)
- ルータの場合
ルータはインターフェースに直接IPアドレスを設定する
コマンドはip address 設定したいIP サブネットマスク
R1(config)#interface gigabitEthernet 0/0 R1(config-if)#ip address 192.168.0.5 255.255.255.0
- L2スイッチの場合
L2スイッチは作成したSVIに設定する
コマンドはルータ同様にip address 設定したいIP サブネットマスク
L2-01(config)#interface vlan 100 L2-01(config-if)#ip address 192.168.0.11 255.255.255.0
機器接続
今はインターフェースが通信できない状態(shutdown状態)なので、インターフェースで通信できるように設定する コマンドはno shutdown
L2-01(config)#interface GigabitEthernet0/1
L2-01(config-if)#no shutdown
ルータとL2スイッチをCopper Straight-Throughで接続すれば完了
接続する際には設定したインターフェースを選択すること
最後に
ルータからL2スイッチにPingを打って疎通確認できれば完了
R1#ping 192.168.0.11
Type escape sequence to abort.
Sending 5, 100-byte ICMP Echos to 192.168.0.11, timeout is 2 seconds:
!!!!!
Success rate is 100 percent (5/5), round-trip min/avg/max = 0/0/1 ms